ε-MACに基づく認証暗号化方式に対する攻撃(セキュリティ,一般)
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概要
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AlomairはICISC 2010において,ε-MACと呼ばれるメッセージ認証コード(MAC)を提案した.ε-MACは,一般的な認証暗号化方式の構成に使用する目的で提案され,計算過程を最適化することにより,認証暗号化方式全体の効率を改善するという利点がある.また,Alomairは,認証暗号化方式を構成する暗号化アルゴリズムが,ある安全性条件を満たすことで,ε-MACを使用した認証暗号化方式全体の安全性証明が可能であると主張した.しかし,本論文では,ε-MACの演算で使用される素数が,1ブロックで表せる値の最大値よりも小さいという問題点に着目し,偽造攻撃と,乱数との識別攻撃が可能であることを示す.また,Alomairは,INT-CTXT安全なε-MACに基づく認証暗号化方式を構成することができると主張しているが,本論文では,その方式が秘匿性に関する脆弱性を有していることを指摘する.
- 2013-07-11
著者
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