3D Imaging LADAR用アレイROICの開発(アナログ,アナデジ混載,RF及びセンサインタフェース回路)

概要

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高速3D撮像を行う3D Imaging LADARシステムでは,測距手段としてTOF(Time Of Flight)を測定する方法が知られている.我々は,受信信号のTOFと強度を瞬時に検出するアナログROIC(Read Out Integrated Circuit)をアレイ化することで,撮像を高速化する開発を行っている.一般的にアレイ素子デバイスを用いた受信器では,受信素子の特性ばらつきが測定距離や距離精度の劣化を引き起こす,ここでは,素子毎の感度や検出特性ばらつきを補正する機能を有するアレイROICを試作したので報告する.ROICの単素子は,受信パルス信号のピークを検出する検出回路と,TOFを検出する時間検出回路からなる.0.18um SiGe-BiCMOSプロセスを用いて64素子アレイROICの試作を行い,素子毎にDACを搭載しピーク検出回路の閾値を設定することで感度ばらつきを1%以下に抑制し,また,時間検出回路の検出特性を0.3%以下に抑制可能であることを確認した.試作したICを用いた撮像試験を行い,良好な画像が得られることを確認した.
2013-06-27