コンピューターソフトPhotoshopを用いた多重免疫染色
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概要
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従来の方法ではホルマリン固定パラフィン切片における多重免疫染色は困難であったが、Photoshopを援用した多重染色法は通常のホルマリン固定パラフィン切片で容易に多重免疫染色を行える。これは同一切片上で、DAB発色による酵素抗体法を繰り返して行い、その都度撮影した画像をphotoshopのレイヤー自動整列機能で重ね合わせ、画像上で発色を変化させてそれぞれの抗原の局在部位を識別するものである。本方法はDAB発色のみを使う為、形態観察とともに、感度や局在性においても良好な結果が期待でき、蓄積されたホルマリン固定の病理組織においても、多重免疫染色による解析を容易にするものである。
- 2014-03-31
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