2164 連続繊維棒材を緊張材としたPCはりの水中疲労性状(連続繊維(構造))
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概要
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アラミド・炭素繊維棒材を緊張材としたプレテンションPCはりを作製し、試験環境(気中・水中)を変えて疲労試験を行った。気中疲労試験ではすぺて棒材破断で破壊したが、水中疲労試験での破壊形式は棒材破断と圧縮部コンクリートの剥離による破壊の2つの形式に分かれた。気中疲労では棒材破断したはりであっても、水中疲労ではコンクリートの剥離によって破壊するはりがあった。そのようなはりは気中と比較して疲労寿命が著しく低下した。これは、圧縮部コンクリートのひび割れが水の作用により著しく進展し、コンクリートの圧縮に対する抵抗力が低下したものと推察される。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1995-06-01
著者
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松尾 真紀
立命館大学大学院理工学研究科土木工学専攻
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水田 崇志
(株)オリエンタルコンサルタンツ関西支社総合技術部
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水田 崇志
(株)オリエンタルコンサルタンツ 関西支社
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MATSUO Maki
Department of Civil Engineering, Tokyo Institute of Technology
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児島 孝之
立命館大学
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高木 宣章
立命館大学土木工学科
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