A-5 小学校エコ改修による教室環境と児童の体感の変化および改修手法の有効性について(セッションA)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本研究では、エコ改修モデル校において、改修前後の教室における物理的環境の変化、それに伴う児童の体感およびエコ改修手法の有効性について評価することを目的とした。児童自らによる物理環境調査と体感アンケート調査を行った。新教室は旧教室より、室内気温と表面温度が低下し、照明均斉度が向上するなどの結果が得られた。温湿度図において新教室は主に快適範囲とその近傍に分布し、旧教室は快適範囲外に分布した。これらにより教室の環境が改善されたことが示されたO体感アンケートも物理環境調査に伴う結果となり、新教室において「暑さ」「明るさ」「広さ」などの5項目で有意な差のある体感を示した。これにより児童は新教室の環境が改善されたことを感じていることが明らかになった。またこれら2つの調査より、「風の塔」「エコトレリス」「断熱材」などのエコ改修の5つの手法に効果があったことが示された。
人間-生活環境系学会の論文
2012-11-21

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク