符号化動画像の主観的心理因子と生体情報との関連性(一般,メディア・コミュニケーションの品質と福祉,及び一般)
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概要
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本稿では画質評価の主観的評価法であるアンケート方式に代わる,生体情報を用いた画質評価法を検討するために,生体情報と主観的心理因子との関連性について調査した.生体情報として脳血行動態を対象とし,近赤外分光法を用いて脳活動の計測を行い,従来行われてきたアンケート方式による評価も行った.実験では10秒間の動画像の間に30秒間のレストをはさんで提示を4回繰り返すことで脳活動を計測し,その後10項目の評価語に対するアンケートにより主観評価を行った.動画像コンテンツは4種類用意し,無圧縮の原動画像とH.264符号化およびパケットロスによる劣化を施した場合の計12通りについて検討を行った.その結果,劣化した動画像を観察することで,両側側頭葉と前頭前皮質に脳活動の変化が見られた.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-03-04
著者
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杉本 修
株式会社kddi研究所
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西条 寿夫
富山大学大学院医学系研究科システム情動科学分野
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上田 愛美
富山大学大学院理工学研究部
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砂原 一輝
富山大学大学院理工学教育部
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堀田 裕弘
富山大学大学院
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田村 隆行
富山大学大学院理工学教育部
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日下部 太紀
富山大学大学院理工学研究部(工学)
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上田 愛美
富山大学大学院理工学教育部
-
上田 愛美
富山大学大学院理工学研究部(工学)
-
高本 考一
富山大学大学院医学薬学研究部
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西条 寿夫
富山大学大学院医学薬学研究部
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