英米の看護教育における文学作品の実践的活用方法
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概要
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目的:英米の看護教育おける文学活用に関する研究及び実践報告の分析から,日本における医療系学生対象のEFL(English as a Foreign Language)クラスにおける文学の活用への示唆を得る.方法:Cumulative Index to Nursing & Allied Health Literature(CINAHL)から収集された英米看護教育おける文学活用に関する22件の研究及び実践報告の中で示された文学の活用方法を分類・分析する.結果:活用方法は1)discussion approach 2)writing approach 3)discussion and writing approach 4)other approaches の4つに分類された.discussion approachは,1968年から始まり,writing approachは1990年代後半から目立ち始めた.絵画,音楽などの芸術との融合,多様な発表形式による活用方法は1980年代から始まり,2000年代にも及んでいる.2000年代に入ってからはdiscussion approach単独の授業は減少し,discussionとwritingの混合授業及びそれらを含んだ多様な授業活動が主流となった.結論:英米看護教育における文学の活用方法の概観は,医療系学生対象のEFLクラスにおける文学を基盤とした授業への重要な示唆を示し,今後の実践活用へのステップとなった.
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