看護学生対象の英語教育における文学活用の意義と可能性
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概要
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目的:看護学生対象のEFLのクラスにおいて文学を使用して英語の授業を行うことの意義や可能性について検証する.方法:初めに,英米の医療系学生に対して文学を使用した教育について歴史的に俯瞰する.次に,日本の看護学生の英語の授業において教材として考えうる文学作品の例とそれぞれのテーマの概略を述べる.結論:英米における医療系学生を対象とした文学基盤の授業に関しての多くの論文は,患者への理解や倫理的問題を取り扱うために,文学を教材とした授業の必要性を訴えている.同様に,日本の看護学生にとっても英語の授業の中で医療系学生の関心のある文学作品を題材とした授業を行うことが,外国語としての英語習得とともに,患者への共感の気持ちを引き出す契機を与えると結論付けた.学生に適切と考えられる文学作品を分類し,それぞれのテーマを設定した.今後,これらの作品を授業で生かすための授業研究の必要性を述べ結びとした.
著者
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