1029 ポゾラン高含有ペーストのpHに及ぼす水結合材比および養生温度の影響(混和材料)
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概要
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ポゾラン反応によるセメント浸出水のpH低下挙動を把握する上で,養生温度の影響を評価しておく必要がある。本研究では,セメントペーストを用いて,養生温度および水結合材比をパラメータとした実験的検討を行った。養生温度がpH低下に与える影響は,アレニウス式に基づく有効材齢の関数として表されること,また水結合材比が大きいほどpHの低下速度が大きいことが認められた。水和物の組成を調べる目的でCSHを分析した結果,pHの低下に合わせてカルシウム・シリカモル比が小さくなっていることが認められた。pHが11になるために必要な有効材齢は,1150〜3261日と予測された。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2007-07-30
著者
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人見 尚
(株)大林組技術研究所
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入矢 桂史郎
(株)大林組土木本部
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田口 信子
(株)大林組技術研究所
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入矢 桂史郎
(株)大林組 土木本部生産技術本部
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田口 信子
(株)大林組技術研究所土木材料研究室
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人見 尚
(株)大林組技術研究所土木材料研究室
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入矢 桂史郎
(株)大林クリーンエナジー
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