1126 緩衝材を用いた炭素繊維シート接着工法の補強効果(連続繊維)
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概要
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コンクリート構造物の補強工法として,優れた耐久性や施工の簡便性などの特徴を持つ炭素繊維シート(以下,CFSと称する)接着工法が用いられている。しかし,曲げ補強を目的として梁の下面にCFSを接着した場合,CFSがはく離して十分な引張強度が発揮されず,期待した曲げ耐力が得られない可能性がある。本研究では,このような現象を改善するため,CFSとコンクリートとの間に変形能力に優れた緩衝材と称する材料を層状に設置して載荷試験を行った。その結果,緩衝材によってCFSの応力集中が緩和されるとともに付着性状が改善され,はく離耐力が高まることを確認した。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2001-06-08
著者
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小牧 秀之
日石三菱(株)中央技術研究所研究員複合材料グループ
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前田 敏也
清水建設(株)土木技術本部
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坪内 賢太郎
日石三菱(株)技術開発部
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村上 かおり
清水建設(株)土木本部
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前田 敏也
Hiper Cf工法研究会
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前田 敏也
清水建設(株)
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