聴覚障害教育における教師の専門性の形成
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概要
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聴覚障害はその障害から生じる子どもの状態がきわめて多様であり,それに対応した教育の場と,そこでの適切な教育が必要とされる.また,聴覚障害教育に関わる専門的な内容は,教育,心理,生理,指導法,工学等,非常に幅広い領域を包含している.この分野で指導力の高い教師となるためには,専門的な知識や技能の正確な習得と教育の場での実践が欠かせない.そのためには,教師が所属する学校内での小規模な研修から,国が行う系統的な研修にいたる,さまざまな研修の場が適切に配置されていることが必要である.また,教育現場と大学等との有機的な連携によって,効果的な実習の場が設定される.教師の能力を的確に評価し,適切なインセンティブが与えられることも,今後の課題として重要である.
- 全国障害者問題研究会の論文
著者
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