ヒステリシス署名における高速検証方式の提案
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概要
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近年,電子契約や電子入札など電子署名の利用範囲が拡大し,使用している公開鍵暗号の危殆化対策が課題となるほど長期的に電子データを保管するケースが増えたことから,ヒステリシス署名の利用が提言されている.ヒステリシス署名では,過去の署名データを含む連鎖構造による署名データを生成し,この連鎖構造を辿ることで過去の電子データの真正性を検証する.連鎖構造が長くなるのに従い検証処理量が大きくなるため,現状ではバッチ処理による検証処理を行っているが,本来は外部機関による監査や訴訟などに対応してオンデマンドに検証処理を実施する事が望まれている.本研究では,オンデマンドでの検証処理の実現に向け,連続的に連鎖構造を検証していた従来方式を改良し,間欠的に検証可能とすることで,検証を高速化する方式を提案する.
- 2014-02-27
著者
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