EPCglobalアーキテクチャに基づいた農産品直販情報システムの構築(オフィスインフォメーションシステム,e-ビジネスモデリング,<特集>システム開発論文)

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概要

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生産,加工,流通・販売がそれぞれ異なる主体によって行われている農林水産業の現状に対し,生産から販売までを生産者が一手に担う直販の形態が注目を集めている.本論文では,商品管理や物流管理のために用いる電子タグの国際標準であるEPCglobalアーキテクチャを基盤として用いた,生産者から消費者への電子商取引による農産品の直販を行うシステムの設計,構築,評価について述べる.EPCglobalアーキテクチャを基盤とすることにより,流通可視化に関する様々なサービスを簡単に実現できる共通基盤が構築できる.本システムの設計にあたっては,汎用的な標準であるEPCglobalアーキテクチャを,その汎用性は損なわないままに実際のシステムに適応させるための手法を検討,構築した.また,実際の農家・農業法人と共同で行った実証実験により,本システムが実際に動作し,農産品が消費者に届けられるまでの全ての過程を農家・農業法人が主体になって管理できる事を確認できた.
2013-10-01

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