集中型WiMAXマルチキャスト性能測定システムの設計と開発(符号化技術特集セッション,移動衛星通信,放送,誤り訂正,無線通信一般)

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概要

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IPネットワークにおいては、IP層が下位の層を抽象化することで、上位の層が下位層の状態を意識せずに通信することを可能にしているが、移動体通信のように環境要因によって品質が大きく変動する通信技術を下位層に利用する場合、アプリケーションが下位層の状態を理解し、適応的に動作することで、通信効率が良くなることが期待できる。こうしたクロスレイヤ通信制御の技術開発のためには、IP層と下位層の性能を同時にかつ複数端末を扱う場合でも集中的に測定するシステムが必要である。そこで、本研究では、WiMAX区間でのIPパケット転送特性、ジッダやパケロス傾向や、それに対するWiMAXレイヤの状態が与える影響を、複数受信端末が存在するマルチキャスト通信でも計測結果を集中的に管理し、計測するシステムの設計と開発を行った。また、開発したシステムを用いた計測実験を行い、有用性を示した。
2011-08-18

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