発達障害児の問題行動のアセスメントに関する面接者トレーニングの効果(原著)
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概要
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本研究では、大学院生3名に対して、問題行動の機能的アセスメントのインタビューを行うための面接者トレーニングプログラムを開発し、その効果を検討した。具体的なプログラム内容としては、機能的アセスメントと傾聴的態度を中心としたカウンセリングスキルに関する講義、大学院生との面接のロールプレイ、ビデオフィードバックであった。また、実際の保護者にクライエント役を依頼し、トレーニングの効果が実際の保護者との面接に般化するかを検討した。参加者間多層ベースラインデザインにより3名ともトレーニングの開始後に標的行動の生起率の上昇がみられた。また、カウンセリングスキルに関しても、3名ともベースラインの面接と比較してプローブの面接のほうが適切であるとの評価を得た。般化については、明確な効果を示すことができなかったが、面接スキルの獲得に本トレーニングプログラムがある一定の効果をもたらしたことが示された。
- 2010-06-30
著者
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