チックに対するセルフモニタリング法の利用
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概要
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チックの症状を持つ小児3名(うち1名は強迫行動が主)と大人1名に対し,セルフモニタリング法を条件制止法と併用した。セルフモニタリング法は従来の他の行動療法のテクニックと異なり,患者自身が治療者であるという特徴の故に,その有効性の科学的実証が非常にむずかしい。又,ThoresenとMahoneyも指摘するように,セルフモニタリング法は単独ではなく,他の技法との併用が効果的であるということで,この技法の科学的解明をより複雑にしている。しかしながら,人間の内面の複雑さを扱えるように行動療法が発展するためにも,この技法の役割りは大きく,それ故,症例を通して,その有効性の意味を考察した。
- 日本行動療法学会の論文
- 1986-03-31
著者
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