拡散的好奇心を取り入れた未知の情報へ行動を誘発する強化学習手法(一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
強化学習においてエージェントが複数の学習すべき行動に直面している際、効率的に学習するためには、いつどの行動を行うかを適切に決定する必要がある。このような状況において人間が持つ関心を向ける対象を決定する動機付けとして好奇心が存在する。好奇心は心理学の分野で拡散的好奇心と特殊的好奇心の2つに大別することができ、本研究ではこの中の拡散的好奇心に注目した。拡散的好奇心は心理学で云われる未知の情報を求め広い範囲へ関心を向けるための好奇心である。本研究では、拡散的好奇心の定義に基づき、行動選択時に使用する行動優先度を、対応する情報を探索した回数に応じて高め、未知の情報へ行動を誘発する行動選択を行う、より効率的な学習手法を提案する。
- 2012-12-05
著者
関連論文
- 対象の関係性により記憶可能な対象の個数が変化する短期記憶の神経回路モデル
- 強化学習による強化信号の出現確率を考慮した接近と回避の葛藤状態のラットの行動再現(一般)(ニューロインフォーマティックスとは何か)
- 強化学習による強化信号の出現確率を考慮した接近と回避の葛藤状態のラットの行動再現
- 神経回路モデルによる図形の輪郭の非対称性を用いた歪対称図形の傾き推定(一般)
- 拡散的好奇心を取り入れた未知の情報へ行動を誘発する強化学習手法(一般)
- 聴覚特性に基づいた頭部伝達関数の補正による音像定位精度の改善(一般)