視野狭窄が視覚認知速度および認知精度におよぼす影響 : 健常人におけるシミュレーションII(「マルチモーダル」,「感性情報処理」,「視知覚とその応用」及びヒューマン情報処理一般)

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概要

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視野の狭小化が視線移動や視覚認知速度や認知精度に与える影響を明らかにするため、視線同期型の制限視野移動システムを用い、物体認知課題・視覚探索課題およびscene recognition課題を、求心性狭窄5°,10°,40°で実施した。視野5°の視線移動は、細い視線停留を示した。視野10°では、比較的安定した視線移動を示し、刺激から視線が外れても容易に復帰できた。視野40°は効率的視線移動を示した。視野の狭小化に伴い、正答率が低下し、課題達成時間が延長した。視野10°では物体認知課題で誤認が見られた。課題達成時間の延長は、視野5°で顕著であった。これらの結果は、視野の狭小化による視覚認知行動の変化は課題によって異なることを示している。
2012-11-07

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