まき網漁船によりリアルタイム計測された流向・流速データの特徴と有効性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
We introduced the system on two round haul net fishing boats of Miyazaki Prefecture in Japan, which transmit the datum of surface water temperature and currents at 3 layers observed by fishing boat to Miyazaki Prefectural Fisheries Research Institute in real time. We have monitored the oceanic conditions in Hyuga-Nada with this system since August, 2010. We studied on the characteristics of current data measured by round haul net fishing boat, and its availability in terms of oceanic condition monitoring. The oceanographic data from round haul net fishing boats were measured mainly in the inshore areas of Kuroshio axis along isobaths from 50m to 300m in north-central Hyuga-Nada, after sunset. In addition, it depended on the prohibition of fishing period and zone, the change of fishing ground. The current data by fishing boats were almost valid except the fishing boat speed during low-speed operation and that during high-speed movement. The temperature and current data from round haul net fishing boats could detect a part of Kuroshio warm water intrusion into the northern coast of Hyuga-nada that was difficult to observe by regular observations. It is possible that the oceanographic data from fishing boats give an effective monitoring result after removing tidal current components and that after many deployment procedures of this system.
- 2013-07-15
著者
関連論文
- Looking Closely at Ocean Waves:From Their Birth to Death, MITSUYASU Hisashi著, Terrapub, 2009年刊行, 122ページ, 6,700円(送料込), ISBN978-4-88704-149-3
- 日本海低次生態系モデリング(シンポジウム:沿岸域の数値モデリング-海洋関連各分野での取り組み)
- カキ養殖とガザミ資源保護--福岡県豊前海北部漁業協同組合恒見支所
- 鎮守の海としての坂越湾生島周辺海域
- 人手と生物多様性
- 博多湾奥部における貧酸素水塊発生・消滅機構
- インドネシア・南スマトラ・ハラン湾における淡水平均滞留時間の季節変動と水質への影響
- 博多湾奥における水質の季節・経年変動
- 有明海湾奥部における表層低塩分水の水平収束・発散とクロロフィルa濃度の関係
- 沿岸海域における物質循環に対する干潟の機能
- 生態系モデルによる淀川河口海域における赤潮種変化の数値解析
- 漂流ブイと海洋レーダーを用いた対馬海峡における表層収束・発散場の評価
- 振動流による非線形性を考慮した河口循環流の力学
- 有明海中央部における物質輸送過程の季節変動
- 黄河流量と渤海海洋環境の経年変動
- 1982年と2003年の大阪湾における底質分布・底泥輸送方向の比較
- 西九州, 橘湾・有明海におけるハルマンスナモグリ幼生の干潟個体群間受給ネットワークの数値モデルによる解析
- マラッカ海峡水塊に対するアンダマン海と南シナ海の影響
- 有明海の生態系再生をめざして, 日本海洋学会編, 恒星社厚生閣, 2005年刊行, 211ページ, 定価3,800円+税, ISBN 4-7699-1023-1
- 有明海における1979年と1999年の窒素収支の変化
- 干潟底生生態系の季節変動に関する数値モデル
- 富岡干潟におけるハルマンスナモグリ幼生の回帰戦略の数値モデルによる解析
- 里海を支える漁村の販売戦略 : 三崎・姫島漁協の経済的基盤
- 海洋学と社会 : 沿岸海域における水質基準の決め方
- 東シナ海黒潮前線におけるADCP連続観測結果とそれに適用した潮流分離手法について
- 漂流葉書によって観測された九州西方海域を北上する流れについて
- 日本海の春季ブルームのメソスケール力学に関する数値シミュレーション
- 富栄養化した洞海湾における水質環境管理のための生態系モデルの適用
- ムラサキイガイ養殖による洞海湾浄化の試み
- 洞海湾の残差流の変動
- 物理海洋学と生物海洋学 (〔海洋と生物〕100号記念特集:海洋生物学の将来) -- (海洋物理と海洋生物学の融合)
- 過栄養な内湾 洞海湾における貧酸素水塊の形成過程とその特性について
- 瀬戸内海における海面浮遊ごみ・海底堆積ごみの挙動特性 (特集 海洋ごみフォーラム『海のごみについて考えよう』)
- 住民参加と環境教育による里海づくり (特集 瀬戸内海を里海に--新たな視点による再生方策)
- 「里海」構想--瀬戸内海再生の基本理念 (特集 瀬戸内海を里海に--新たな視点による再生方策)
- 里海概念の共有と深化
- 環境教育--大分県中津市・水辺に遊ぶ会
- アマモ場再生と海底ごみ持ち帰り活動--岡山県日生町漁協
- ハマグリ漁場再生--桑名市赤須賀漁協
- 伊予灘の漁場環境の経年変動(シンポジウム:海洋の長期環境変動とモニタリング-手法と戦略-)
- 橘湾の表層底質輸送
- 2.16. JECSS(2. 国際共同研究)(第5章 国内外の研究協力体制)
- Tracer experiments for appearance of the giant jellyfish, Nemopilema nomurai, in the southern Japanese coastal area of the Pacific Ocean in summer 2005
- 有明海の重力循環流の季節変動
- 東シナ海における黒潮前線周辺の水塊分布および流動構造の時空間変動
- 八代海における高潮の発生要因 : 台風9119号と9918号との比較
- 衛星画像を用いた沿岸海況予測(シンポジウム:沿岸海域の衛星海洋学)
- 東京湾のリン・窒素循環に関する数値生態系モデル解析
- 東京湾における窒素とリンの収支
- インドネシア・南スマトラ・ハラン湾における淡水平均滞留時間の季節変動と水質への影響
- 沿岸海域の吹送流
- 夏季の黄海の循環流の生成機構に関する数値研究
- 陸域からマニラ湾への物質負荷低減に伴う海洋環境の応答
- 黄河河川流量変動と渤海基礎生産変動
- 東京湾の冬季の吹送流
- 1.4. 第12回PECS報告(1. 集会報告)
- 貧酸素水塊の生成・維持・変動・消滅機構と化学・生物的影響
- JSP08: Coastal Processes and Storm Surge(第23回IUGG/IAPSO総会報告)(集会報告)
- 1.5. 11th Physics of Estuaries and Coastal Seas報告(1. 集会報告)
- 1.3. 「韓国西岸・有明海の干潟と人為影響によるその危機」に関するシンポジウム報告(1. 集会報告)
- タイ湾の成層の季節変動
- 1.3.10. 陸棚・沿岸過程(1.3. 力学過程・海洋モデリング)(1.海洋物理学)(第2章 我が国の海洋科学の進歩)
- シンポジウム「沿岸海域の衛星海洋学」のまとめ(シンポジウム:沿岸海域の衛星海洋学)
- 2.6. 子供自然科学教室 : 海 (2. 集会報告)
- 2.3. 11th PAMS/JECSS (Pacific Asian Marginal Seas/Japan East China Seas Study) Workshop (2. 集会報告)
- 2.3.PEMSEA(東アジアの沿岸環境管理)に関するワークショップ報告
- 2.1. 7th CREAMSシンポジウム報告
- トンキン湾の残差流に関する研究(Journal of Oceanography Vol.56(2000))
- 2.2. 4th LOICZ OSM報告 (2. 集会報告)
- 伊勢湾口の熱塩フロントの変動
- ガザミ幼生の回帰戦略に関する数値シミュレーション
- 数値モデリング(沿岸海洋研修講習会テキスト)
- 豊後水道の海況変動-6-HFレ-ダ観測
- 熊野灘沿岸海域を「里海」に (総特集 熊野灘地域--将来と地球環境問題)
- 沿岸海域の物質輸送モデル (総特集 海洋物質循環と地球環境) -- (7章 海洋物質循環のモデリング)
- 渤海における海面水温季節変動振幅・位相の経年変動
- 瀬戸内海に存在する太平洋起源のリン・窒素(シンポジウム:沿岸海域に存在する外洋起源のリン・窒素)
- 瀬戸内海の沿岸域と全域におけるTP・TN濃度変動
- 第3章 専門分野ごとの海洋学の進歩 3.1 海洋物理学 3.1.3 縁海と陸棚の循環と変動過程 3.1.3.2 沿岸
- 里海研究のあり方 : 科学と社会の相互作用
- 里海に係わる慣習法
- 振動流による非線形性を考慮した河口循環流の力学(シンポジウム:内湾環境における河口循環流の役割)
- シンポジウム「河口循環流」のまとめ(シンポジウム:内湾環境における河口循環流の役割)
- 東京湾,伊勢湾,大阪湾の淡水・塩分・DIP・DIN収支
- 治岸海域の物質収支モデル
- 瀬戸内海の淡水・窒素・リン収支
- IGBP/LOICZの研究推進体制(シンポジウム:海岸・沿岸域における陸域海域の相互作用-LOICS Land-Ocean Interaction in Coastal Zone)
- シンポジウム「海岸・沿岸域の陸域海域相互作用-LOICZ」のまとめ(シンポジウム:海岸・沿岸域における陸域海域の相互作用-LOICS Land-Ocean Interaction in Coastal Zone)
- マラッカ海峡水塊に対するアンダマン海と南シナ海の影響
- Thermohaline Front at the Mouth of Ise Bay
- Transport Mechanism of Suspended Matter above the Shelf Slope at the Mouth of Tokyo Bay
- 里海創生活動の現状 (海洋環境研究の新たな展開--生態系管理の視点)
- Transportation of Particulate Material through the Mouth of Tokyo Bay to the Open Ocean
- 河川感潮域-その自然と変貌, 西篠八束・奥田節夫編, 名古屋大学出版会, 248頁, 4,429円
- 東京湾・伊勢湾・大阪湾への外洋の影響に関する比較沿岸海洋学のすすめ(シンポジウム:内湾と外洋の相互作用)
- 大阪湾・紀伊水道の海況変動に対する外洋の影響(シンポジウム:内湾と外洋の相互作用)
- 黄河河川水プルームの挙動に関する短期・季節・潮汐周期変動
- 広島湾北部海域におけるカキ養殖の環境容量
- タイ・バンパコン河口域における循環と平均滞留時間の季節変動
- Application of a Nonlinear and Non-Gaussian Sequential Estimation