小児病棟に入院している青年期キャリーオーバー患者への看護実践
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概要
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本研究では、小児病棟に入院した青年期キャリーオーバー患者への看護実践の現状を明らかにすることを目的とした。4名の看護師を対象に半構成的面接法を用いて事例インタビューを行った結果、【患者に対する基本的な対応】、【青年期であることに配慮した対応】、【主体的な受療行動の獲得に向けた支援】、【セルフケア能力の獲得に向けた支援】、【入院期間中の闘病を支える支援】、【長期的な継続支援を意識した対応】、【成人移行に繋ぐための工夫】、【課題としての成人移行期支援体制】の8カテゴリーが抽出された。以上の結果から、小児病棟に入院した青年期キャリーオーバー患者への看護として、【成人移行に繋ぐための工夫】による小児病棟の特性を補完する人的・物的な環境面での支援と、【主体的な受療行動の獲得に向けた支援】、【セルフケア能力の獲得に向けた支援】による成人移行を見通した入院中からの専門的な関わりの必要性が示唆された。
- 2013-07-20
著者
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