国際標準に基づいたセキュリティ評価プラットフォームへのテキスト類似度の応用(セキュリティ,一般)
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概要
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近年企業ではサイバーアタックなどの多くのセキュリティの脅威に対して外部認証機関によりセキュリティが確保されていることを証明することはより重要な要素となってきている.そのようなセキュリティ認証取得に対し,国際標準等を基準として認証すペき対象を評価する.組織では,認証取得に向け,基準達成を確認するセキュリティ評価システムが活用されているが,標準の変化に対応するためには,それぞれ個別のツールが必要であった.そこで,本研究では,このように個別の評価ツールではなく,評価基準とする標準の変更のみで標準内容や評価対象の変化に対応した評価ツールを実現するプラットフォームの検討を行ってきた.分野ごとにカバーすべき項目をすべて網羅するためにはその分野の構造と各項目からの参照関係を的確に把握しなければならないという網羅性の問題があり,中でも対象が変わったり,基準となる標準が更新されたりして基準となる標準が変わった場合に最初から評価しなおさなければならないという問題に対してデータ移行機能,例えばISO/LEC 27001からISMSへのデータ移行を提案しその有効性を示してきた.しかし,データ移行機能を使用するためには元となる基準間の関連性を示す情報が必要となる.本稿では自然言語処理の分野で使われているテキスト間の類似度算出手法を応用し標準の各項目同士の類似度から関連性を導き,関連性を示す情報を取得する方法を提案し,具体的な標準を用いて評価実験を行いその有効性を確認した.
- 2012-07-12
著者
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勅使河原 可海
創価大学大学院工学研究科
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勅使河原 可海
日本電気(株)
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勅使河原 可海
Nec
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高橋 雄志
創価大学大学院工学研究科
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池田 信一
創価大学大学院工学研究科
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勅使河原 可海
東京電機大学
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