土壌害虫の低密度条件下におけるフィプロニルベイト剤利用がサトウキビの生育および収量に及ぼす影響
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概要
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フィプロニルベイト剤のサトウキビに対する成長促進効果を確認するため,植え付け時にフィプロニルベイト剤を10a当たり2〜16kg土壌混和処理し,サトウキビの成育に及ぼす影響を調べた.その結果,無処理区と比較して,有効茎数は5〜20%,原料茎重が4〜12%増加した.その要因は,フィプロニルベイト剤が効果的に地上部害虫のメイチュウ類を殺虫防除し,有効茎数が増加したことによるものと考えられた.また,フィプロニルベイト剤の処理量に依存した原料茎重の違いは認められず,サトウキビに対する成長促進作用は確認できなかった.
- 2013-05-15
著者
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太郎良 和彦
沖縄県農業研究センター
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浦崎 直也
沖縄県農業研究センター
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浦崎 直也
沖縄県農業研究セ
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首藤 亜耶乃
沖縄県農業研究センター
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照屋 和則
沖縄県農業研究センター
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仲村渠 稔
沖縄県農業研究センター
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仲村渠 稔
沖縄県農業研究センター:沖縄県畜産研究センター
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