若年健常者の骨盤と下肢の姿勢分類 : アライメント・関節可動域・筋力との関連

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概要

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本研究では,骨盤と下肢の姿勢分類と,それに関与するアライメント・関節可動域・筋力との関連について分析した。対象は若年健常者34名(男性15名,女性19名),平均年齢21.9歳であった。アライメント測定は骨盤・下肢の8項目に対して行い,関節可動域・筋力測定(最大等尺性収縮)は股・膝・足関節に対して行った。結果,姿勢はアライメント測定項目のうち大腿骨前捻角・大腿四頭筋角度・矢状面での膝関節角度を特徴として3群(内反膝群・膝過伸展群・外反膝群)に分類された。3群の男女比は内反膝群では男性,膝過伸展群,外反膝群では女性が有意に多かった。内反膝群では股内転・内旋可動域が有意に小さく,股外転筋力が有意に大きくなり,外反膝群ではその逆であった。膝過伸展群では膝伸展・足底屈可動域が有意に大きかった。若年健常者の姿勢は男性1群,女性2群の計3群に分類され,それぞれが特有のアライメント・関節可動域・筋力を有することが示唆された。
2013-06-25

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