木造住宅に必要な木材の性能

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概要

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木造住宅に働く作用には様々なものがあるが、大きく分ければ、力学的な力の総称である荷重と材料を劣化させる原因となる環境である。このような作用に対し、木造住宅は構造的に安全で、かつ様々な機能を維持できなければならない。しかし、阪神・淡路大震災や新潟中越地震で多くの木造住宅が倒壊し、たくさんの方が亡くなっているのが現実である。そこで、地震に対し人命を守るべき住宅に必要な木材の性能-耐震設計に必要な木材の性能-を中心に述べるとともに、木材の性能とJASの関係、国内スギ材の強度的材質、地域材をEW (Engineered Wood)材に活用するために、木材の乾燥性能、木材と室内空気汚染物質の関係、木材が与える居住性および感性、木材の耐久性について、これまでの研究成果についてまとめた。
財団法人林業経済研究所の論文
2006-08-20

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