小学校外国語活動における「学び」と「評価」に関する一考察 : 国際理解教育との関連をふまえて
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概要
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平成20年3月の学習指導要領改訂に伴い、小学校外国語活動が必修化された。本稿では、学校現場で実践が本格化する中、外国語活動を通して、児童が身につけるべきものは何なのか、また、そうした児童の「学び」を教師はどう「評価」していくべきなのか、という諸点について、外国語活動の目標および、その学習内容や評価方法を検討し、国際理解教育との関連をふまえて考察した。国際理解教育では、さまざまな国の生活や文化と我が国の生活や文化との共通点や相違点に気付かせ、言語や文化に関心を持ち、尊重できる態度の育成を目標としており、こうした視点は、外国語活動が目標としている「コミュニケーション能力」の素地としても非常に重要である。したがって、外国語活動においても、国際理解教育を視点においた学習活動が児童にとって重要な「学び」となり、その「評価」も、国際理解教育の目標・内容との関連づけをしながら総合的に行われる必要がある。
- 文教大学の論文
- 2009-12-20
著者
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