知的障害のある人の高齢期における発達と発達保障
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
知的障害のある人の加齢変化について,「可逆操作の高次化に基づく階層-段階理論」をもとに,その発達的変化を探ろうとした.具体的には,知的障害のある2事例(現在,60歳と80歳)を対象に,これまでの生活歴と作業所での実践経過,発達診断結果から発達的考察を試みた.その結果,知的機能においても高齢期での「低下」は単純ではなく,複雑かつ個別性が強いことを指摘した.さらに,発達的には新たな獲得もあり,発達保障の観点にたった実践と制度が必要である.
- 2013-05-00
著者
関連論文
- 重度知的障害者の発達と日中活動
- 人間らしい暮らしと労働のありようを提起する
- 青年期知的障害者における「退行」等の臨床問題へのライフコース的視点からのアプローチ : 青年期ダウン症の「急激退行」の検討を通して
- 「1歳半の質的転換期」と養護学校就学初年度における教育 : 自閉症児T君の事例をもとに
- 知的障害の理解における「可逆操作の高次化における階層—段階理論」の意義
- A君の活動・学習エネルギーの発見と通常学級での教育
- 18歳から20歳へ--青年期後期の発達(教育年限の延長と専攻科)
- 知的障害のある人の高齢期における発達と発達保障