漂流ブイと無線ネットワークを用いた赤潮モニタリングシステムの開発
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概要
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瀬戸内海や九州を中心とした沿岸海域において夏季に発生する赤潮は毎年甚大な被害をもたらしている.本研究では,赤潮による漁業被害を最小限に抑えるために,赤潮が発生した際にその位置や移動状況などをリアルタイムにモニタリングする赤潮観測システムを開発した.本システムは,無線ネットワークに接続した漂流ブイを赤潮と一緒に漂流させることで,赤潮の各種データをリアルタイムに取得する.本論では,漂流ブイによるモニタリングに対する無線ネットワークの適用とシステムの概要,および赤潮が頻繁に発生する実際の海域での観測について述べる.
- 2013-05-09
著者
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松山 幸彦
瀬戸内海区水産研
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徳田 太郎
広島商船高専
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芝田 浩
広島商船高専
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松山 幸彦
西海区水産研究所
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三宅 央朗
広島商船高等専門学校産業システム専攻科
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浜崎 淳
広島商船高等専門学校電子制御工学科
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