交通系ICカードを利用した鉄道輸送障害時の影響を定量化する方法の研究
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概要
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鉄道で輸送障害が発生すると多くの利用者に影響を及ぼすため,鉄道事業者はその影響を最小化すべく様々なオペレーションを行う.このとき,利用者が実際に受けた影響から輸送障害を定量的に評価できれば,利用者視点でオペレーション改善を検討できる.しかしこれまで,鉄道事業者において輸送障害を評価する方法としては,運休した列車本数や運転再開時刻等オペレーションにおいて直接把握できるデータが一般的であり,利用者が受けた影響を確度高く定量化して把握することは困難であった.一方,急速に普及した交通系ICカードのログデータにより,利用者の鉄道空間における所要時間を測定することが可能である.本研究では,交通系ICカードのデータを利用して,各区間,各時間帯の利用者群の所要時間を集約して解析することで,鉄道輸送障害時に利用者群が実際に受けた影響を定量化する方法および鉄道事業者におけるオペレーション改善のための応用を検討した.
- 2013-06-28
著者
-
角田 史記
東日本旅客鉄道株式会社
-
助田 浩子
株式会社日立製作所中央研究所
-
大関 一博
株式会社日立製作所産業・流通システム事業部
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大塚 理恵子
株式会社日立製作所中央研究所
-
加藤 学
株式会社日立製作所日立研究所
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大関 一博
株式会社日立製作所情報・通信システム社
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