妊娠末期における立脚期前額面の歩行特性
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概要
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【目的】本研究では,妊娠末期での立脚期前額面での運動学的分析を行い,歩行変化に関連する要因を明らかにすることを目的とした。【方法】20〜30代の健常な妊娠32〜36週の妊婦8名と非妊娠女性8名を対象とした。測定機器は,3次元動作解析システムVICON612,床反力計6枚,赤外線カメラ8台を用いた。解析項目は,歩行速度,歩幅,歩隔と右立脚期各相での股関節外転角度,床反力左右,鉛直成分,股関節外転モーメントとした。統計分析は,妊婦群と非妊婦群の各測定項目をMann-Whitney検定を行い分析した。【結果】妊婦群では,歩幅が減少していた。床反力内方成分は,荷重応答期と立脚終期の最後にて妊婦群で増加していた。床反力鉛直成分と股関節外転モーメントは,初期接地時を除く各時期において妊婦群で増加した。【考察】妊婦では立脚期をとおして,骨盤を水平に保つことが困難となり,股関節外転筋群の活動が必要となることがわかった。これらより歩行時の転倒リスクとして単脚支持期後半では,骨盤を水平位に保てないことによる遊脚下肢のつまずきが生じやすくなることが示唆された。
- 2013-01-00
著者
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江幡 芳枝
国際医療福祉大学保健学部看護学科
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武田 要
国際医療福祉大学 小田原保健医療学部理学療法学科
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高野 綾
自治医科大学附属さいたま医療センター
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江幡 芳枝
国際医療福祉大 保健 看護学科
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高野 綾
自治医科大学付属さいたま医療センター
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武田 要
関西福祉科学大学保健医療学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
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