自動査定 : 日本における反応・実例・展望(Automated Underwriting(自動査定)について,パネルディスカッション)
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概要
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ミュンヘン再保険が日本でドリルダウン質問(DDQ)を用いた自動査定を紹介する中で経験した反応から論点を整理する。疾患ごとに予め作成したDDQと回答から成る樹形図によって告知情報の標準化・均一化を図るものであること,医療給付歴・査定記録の扱い,数値データの処理,データ分析,認可,効果,コストといった論点は何れも各社マターであることの理解なくして始まらない。DDQ作成時の主な注意点は,文言・数・順序,引受基準開示の是非,査定効率最優先か全申込者共通質問か,フリーテキストと自動査定率のバランス,査定標準とDDQの関係である。自動査定導入に関わる部署である引受査定部門,支払部門,医事統計部門,システム部門,上層部,新規プロジェクト特命部門それぞれが推進要因・阻害要因の何れにもなることの理解も重要である。これらを踏まえた後,個社ごとに明確な目標を設定し多段階で推進することが推奨される。
- 2012-12-28
著者
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