当社における最近の疾病入院給付状況について
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概要
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(1)有診査扱いの標準体で疾病入院特約を付加しているものを対象に、1986〜1988年度の疾病入院発生状況について、保険年度I・IIの群(A群)とIII以上の群(B群)に分けて検討した。(2)年令階層別入院発生率は、男で39才以下、女で49才以下の階層でA群の方が高く、50才以上の階層では男女ともB群の方が高い。(3)原因疾患で、A群の方が年令階層別入院発生率が高いのは、男では、虫垂炎・肛門の疾患・椎間板ヘルニア・肺炎、女では、虫垂炎・妊娠分娩及び産褥の合併症・良性及び性質不詳の新生物・胃十二指腸潰瘍・肺炎(特に39才以下)、B群の方が高いのは男女とも、悪性新生物・糖尿病・肝臓疾患、50才以上の脳血管疾患・虚血性心疾患である。(4)入院日数の短い疾患による入院給付が増えつつあり、しかも若年層に多いことは、危険選択上注意を要する。
- 日本保険医学会の論文
- 1991-12-15
著者
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