地域医療連携において提供される画像情報の検討
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概要
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画像情報はその情報量の多さや客観性から診断や治療方法の決定に重要な役割を果たしており,地域医療連携においても最も重要な情報の一つである。本研究では,地域医療連携において利用される画像情報の内容について,地域の中核病院(東京都立墨東病院)に提供された画像情報を調査した。調査期間は2008年1月から2011年2月であった。地域医療連携で提供される画像数は年々増加し,その90%以上はCT(Computed Tomography)とMRI(Magnetic Resonance Imaging)の画像であった。地域医療連携において提供される画像数は増加した理由は,第一にCT装置やMRI装置の性能が高まり多くの画像情報が利用されるようになったこと,第二に画像を持参する患者数が増えたこと,第三に画像データの持ち運びに可搬型媒体が利用され大量のデータが容易に提供できるようになったことが考えられた。
- 2012-12-25
著者
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