大学生による私立高等学校での学習支援活動に見る高校生の学びと学校改革への視点
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概要
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私立A高等学校は西日本某県で定時制及び通信制課程を擁する共学の私立高等学校である。生徒の中には不登校経験、他校中退経験、怠学傾向、引きこもり経験者、発達障害などを有し、長い学習空白を有する者も見受けられる。本校では2009年10月以降、国立B大学教育学部との共同プロジェクトで、同学部学生による学習支援についての研究を行っている。この研究では、同学部学生4名を私立A高等学校に通わせ、授業の中で生徒に対する一対一の指導補助を行わせた。こうした試みを通じて明らかになったことは、理解の遅れている生徒に対する大学生の一対一の指導と並んで、他ならぬ生徒同士の教え合いが学習を進める上で重要な契機となることであった。
- 2012-06-26
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