生活支援技術項目と卒業時到達度に関する研究;第2報 : 実習を終了した学生の到達率と経験率をふまえて
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概要
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[目的]実習指導者と介護教員への調査結果より設定した生活支援技術の卒業時到達度(案)について,介護実習終了時の学生の到達率および経験率をふまえて検討する.[方法]介護福祉士養成課程における規定の介護実習を終了した学生を対象に,生活支援技術の卒業時到達度(案)について質問紙調査を行った.生活支援技術の卒業時到達度(案)を満たす割合を到達率,経験した割合を経験率として算出する.以上をふまえて,生活支援技術の卒業時到達度(案)の妥当性を検討した.[結果]分析対象は18校733人(99%)とした.到達率は9.3〜91.5%,経験率が80%以上の項目は48項目,全体の57.1%にとどまった.経験率の低い項目は到達率も低く,到達度と経験の有無は有意に関連していた(p<0.001).[結論]実習終了時の学生の生活支援技術の到達率および経験率をふまえて,生活支援技術項目と各到達度について再検討を要する項目を整理できた.
- 2012-10-01
著者
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