介護福祉基礎教育の医行為関連項目に対する介護実習指導者と介護教員の認識
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概要
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[目的]本研究は,介護福祉基礎教育における医行為関連項目に対する介護実習指導者および介護教員の認識の傾向と,その課題を抽出することを目的とする.[方法]生活支援技術の主要テキスト掲載内容から医行為関連項目を整理し,その他必要と思われる項目について予備調査で質問紙調査を行った.本調査で各項目の必要性をとらえ,自由記述の意見をもとに調査した.[結果]必要と思われる医行為関連項目は主要テキスト13項目に15項目が追加され28項目であった.そのうち23項目は同意率が5割以上だった.しかし,新カリキュラムには具体的な教育内容や到達度の明示がなく,医行為関連項目の指導に躊躇し慎重な姿勢がみられた.[結論]実習指導者および教員は,介護ニーズや法令上の許容範囲を踏まえ介護福祉基礎教育の医行為関連項目を示したものの,法令等を遵守した教育内容の整理,医療従事者との連携,卒業時到達度の設定の必要性が挙げられた.
- 2012-04-01
著者
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