新卒看護師が入職後3ヶ月までに感じるストレスと望まれる支援
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概要
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本研究の目的は、新卒看護師が入職3ヶ月目までにどのような点にストレスを感じ、どのような支援を望んでいるのか明らかにし、新卒看護師へのサポートについて検討することである。200床以上の3つの総合病院に入職した新卒看護師12名に半構成的面接を行った。その結果、新卒看護師のストレスは、《業務量の多さ》《力量不足》《自己の自覚》《看取り体験》《看護師としての責任》《人間関係》の6つの局面であった。また、行われているサポートについては、主に《新卒採用時オリエンテーション》《卒後研修》《プリセプター制度》の3つであった。新卒看護師はこれまでの学生という守られた立場から、社会人としての厳しさと看護師として重大な責任を負うべき現実に直面していた。求められるサポートは、新人なりに「看護職としての責任」を自覚していること、ポジティブフィードバックを行いながら取り組んでいることを認め、自尊感情を損なわない配慮と業務に対する様々な不安を表出できる職場環境づくりの必要性が示唆された。
- 2008-03-15
著者
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瀬川 睦子
川崎医療福祉大学医療福祉学部保健看護学科
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大久保 仁司
奈良県立医科大学看護学科
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瀬川 睦子
奈良県立医科大学看護学科
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瀬川 睦子
奈良県立医科大学医学部看護学科
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平林 志津保
三重大学大学院医学系研究科修士課程
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