<原著>訪問看護における在宅療養者への家族システム看護の有効性
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概要
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少子高齢社会の到来と共に, 家族は構造的にも機能的にも大きく変化している.更に家族機能の変化と共に家族関係が変化し介護力は低下している.従って在宅ケアニーズは高まり看護介入の必要性も大きくなってきた.そこで看護者は高齢者とその家族に対して患者や家族が本来もっている機能を引き出し, 高めていくような援助をしていく必要がある.今回, 高齢患者を介護する家族に対して, 家族を構造的に捉えてシステム論的アプローチを行った.患者と介護の主担当者のサブシステムが非機能的な3事例に対してS.ミニューチンが提唱する家族システム理論を応用して継続的にアプローチした結果, それぞれが健全で機能的なサブシステムに変化してきた.このことから, 在宅での家族援助にシステム論を応用したアプローチの可能性が明らかになった.
- 川崎医療福祉大学の論文
- 2001-12-25
著者
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