<原著>臨地実習における看護計画をテーマとするカンファレンスでの指導
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概要
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臨地実習におけるカンファレンスは重要な教育方法の1つである.その成果には看護教師の指導が大きく影響するものと考えられる.そこで, 臨地実習のカンファレンスで教師はどのようなアドバイスを行って, どのように指導をしているのか調査した.看護計画をテーマにしたカンファレンス26場面について観察し, 教師の発言を看護計画の構成要素別に区分した.分析単位は指導内容において意味のある発言を1回と数量化した.その結果, 看護上の問題とする根拠に対する発言や解決策と実施に対する発言が多かった.即ち知識を活用して判断したり, 総合的な看護診断能力を引き出すような指導であった.カンファレンスはグループメンバーと情報を共有することができ, 自己の考えをまとめて意見を述べる訓練の場でもある.今後も更に多くの学びができるように, 教師はどの時期にどのような発言をすればよいのか, より効果的な指導方法について追求していくことが望まれる.
- 2001-08-25
著者
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