誤り訂正技術を用いたTCPレート制御の検討(TCP・フロー制御)
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概要
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ネットワークの状況に応じて輻輳制御と再送制御を提供するTCPは様々なネットワーク環境で広く利用されている. しかしTCPではパケットロス検知後に輻輳状態であると判断するため,それまで輻輳の程度を把握することができない.そのため,パケットロスが検知されて転送レートが下げられると,特に高遅延の環境下においては,転送レートの回復に時間を要してしまう.そこで,本稿ではデータ転送の効率性を向上させるために,TCPの転送レート制御の動きに連動させて前方誤り訂正技術を用いた冗長パケットを付加する手法を検討する.さらにシミュレーション評価により提案手法の有効性を示す.
- 2012-03-01
著者
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古閑 宏幸
北九州市立大学国際環境工学部情報メディア工学科
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嶋村 昌義
九州工業大学ネットワークデザイン研究センター
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嶋村 昌義
九州工業大学 ネットワークデザイン研究センター
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嶋村 昌義
九州工業大学
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西村 祥
北九州市立大学大学院国際環境工学研究科
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嶋村 昌義
東京工業大学
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古閑 宏幸
北九州市立大学
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佐当 百合野
北九州市立大学国際環境工学部
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西村 祥
北九州市立大学国際環境工学部
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西村 祥
北九州市立大学 国際環境工学部 情報メディア工学科
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