福祉国家における商店街のポジショニング - ポーター理論を用いたアプローチ -
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概要
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本稿は、商店街が外から受ける厳しい脅威からいかにして身を守り、それらから受ける影響力を最小にするようなポジションをとるかを考察している。第2節では、グローバル化による新規参入の増加、交通機関との交渉力、消費者との交渉力、そしてスーパーマーケットとの競合から身を守る戦略を論じる。第2節では、新規参入の脅威に対して商店街が能動的に対応した方が、かえってその競争優位を高められることを明らかにしている。最後に第4節では、組織的市場という性質を持つ商店街ゆえ、商店街の経営者間および商店街と行政との連携や戦略的なフィットが競争優位の獲得に重要である理由を述べる。
- 2012-12-25
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