尚美大1年生の英語受容とそのニーズについての考察
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概要
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「読み」「書く」「聞く」「話す」の4技能のうち、学生が何を求めているかを明らかにする為、尚美大学1年生の必修授業の履修者全6クラスで2010年度12月に共同アンケート調査を実施した。アンケートでは自己評価による英語力、学生にとっての英語の重要性、さらに将来的なニーズについて尋ねた。また同時に学習力の低下が指摘されるゆとり世代特有の傾向の有無を調査した。その結果、英語に対するコンプレックスが強い一方、英語に対するニーズは大多数の学生は認識しており、英語力があれば積極的に外国人と英語でのコミュニケーションを取りたい希望も強いことが分かった。これは英語によるプレゼンテーションやスピーチ、またTOEICに代表される各種英語試験も、学生の興味を十分に引いていないことを示唆している。また同時に、短期間の必修授業であっても、その授業内容により学生の英語力や、英語学習への取り組みそのもの、さらには英語に対する態度にも影響を与える可能性があることが分かった。
- 2011-03-31
著者
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