京都府における自然環境に関する市民活動の現状とモデルフォレストへの展開
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,世界各国で持続可能な森林経営に向けた取り組みが活発になり,実務的なレベルにおいてその適切な手法が模索されている。なかでも,1992年の地球サミットでカナダが提唱した「モデルフォレスト(以下MF)」は,市民参加を軸にした持続可能な森林経営を目標とし,その点で世界的にも注目を集めており,京都府も独自に取り組み始めたところである。本研究では,京都府に合ったMFの構築を目指すために,(1)MFの定義およびMFをめぐる国際的な動向,(2)京都府において自然環境に関して活動する市民団体の現状の調査結果を併せて検討した。その結果,(1)京都府におけるMFの中での市民団体の位置づけ,(2)MFの今後の展開の際に考慮すべき点が明らかとなった。
- 応用森林学会の論文
- 2007-10-31
著者
-
田中 和博
京都府立大学大学院生命環境科学研究科
-
櫻井 聖悟
京都府立大学大学院生命環境科学研究科
-
田中 和博
京都府立大学大学院農学研究科森林計画学研究室
-
田中 和博
京都府立大学
-
田中 和博
京都府立大学大学院生命環境学研究科
-
神代 圭輔
京都府立大学大学院農学研究科
-
芝原 淳
京都府丹後広域振興局
関連論文
- 木材生産の持続可能性を基準とした京都府内人工林の資源成熟度評価
- 京都府美山町におけるスギ不成績造林地の地形解析
- GISによる下層植生の推定と類別 : 紀伊半島におけるニホンカモシカ生息地の推定を主目的として
- 高分解能衛星データを用いたオブジェクトベース林相区分における地形情報の利用
- 里山林の潜在的レクリエーション便益の評価 : GISと便益移転によるアプローチ
- 京都府南部におけるGISを用いた森林の立地解析 : 積極的に保全すべき落葉広葉樹林の抽出
- 桜開花前線と紅葉前線から推測した地域特性 : 野生動物管理GISに向けた生物季節データの活用
- 森林ゾーニングにおけるGISの応用と今後の課題(森林のゾーニングと森林管理)
- 京都市市街地北部地域における活力度が高い樹木葉の色彩の評価
- 山間地集落の人口構造と森林分布の関係 : 京都府旧和知町における農家人口と23年間の森林変化
- 地形因子に基づくスギ樹高成長の空間変動モデル : リモートセンシングによる効率的な森林調査にむけて
- 樹冠からみた林木の成長と形質-密度管理と林型による異同, 梶原幹弘編著, 139ページ, 森林計画学会出版局, 東京, 2000年, 3,800円+税
- バイオリージョン研究とGIS
- ギャップ分析(Gap Analysis) : 生態系管理のためのGIS
- バイオリージョンGISからみた流域管理と森林保全
- 流域環境の保全, 本平勇吉編, 朝倉書店, 133pp, 2002年, 3,800円+税
- GISの基礎概念と生態学における応用の可能性--特集にあたって (特集2 地理情報システム:GIS--生態系保全への新しいアプローチ)
- 集団学習アルゴリズムを用いた地位指数推定モデルの精度および汎化性の検証
- ニューラルネットワークを応用した地位指数の推定
- モデルフォレスト設定のための基礎的要件と三重県宮川流域における課題(持続可能な森林管理に向けて-日本型モデルフォレストの取り組み-)
- 森について学び続け、経験に基づいた知識を蓄え、それを活かす(フォーラム「森林学の過去・現在・未来」(4))
- 飽水木材の熱軟化特性に及ぼすリグニンの影響
- 機械学習システムC4.5を用いた地位指数の推定
- スコア表とGISを用いた林地生産力分布図の作成
- 京都府における自然環境に関する市民活動の現状とモデルフォレストへの展開
- 乾燥木材の動的粘弾性に及ぼす100℃から200℃における加熱の影響
- 非平衡状態にある木材の動的粘弾性特性
- 森林計画制度の歴史・現状・課題(林業経済研究所座談会)