サイエンス・パートナーシップ・プロジェクトを通した中学生への生物工学実験の体験講座とその効果(生物工学教育)
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概要
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サイエンス・パートナーシップ・プロジェクトを通した中学生への生物工学教育に関して,身近な食材であるゼラチンを利用した「ゼリー作り」を題材にした講義・実験を企画した.その結果,中学生の学習指導要領の範囲を若干超える内容であったにも関わらず,受講した中学生の十分な理解を得られた.それに加え,事後アンケートの結果から,受講を通して生徒らの学習意欲の向上や科学技術に対する意識の改善など肯定的結果を得ることができた.中学生は高校生と異なり,文系・理系のコース選択を実施していない.したがって,中学生に対する生物工学教育は,文系・理系の明確なビジョンを持っていない生徒らに対する理工系離れ抑制のための真に有効な手段となり,本国の理工系人材の増加に大きく貢献できる.
- 2012-07-25
著者
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