著作権ガバナンスの定量的評価手法の提案
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概要
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近年,著作権者や消費者などのステークホルダー間の対立が原因でデジタル著作物を巡る法による統治が円滑に実施されない事例が発生し始めた.したがって,従来主要であった法による統治の限界が示唆されている.そこで本稿では,ステークホルダーが権利と著作物を効果的に利用していくために著作権ガバナンスという全体最適化かつ個別最適化を目的とした新しい統治の在り方を著作権法の基本理念に基づいて定義する.そして,シカゴ学派が提唱するガバナンスの 4 要素に分類される事例のそれぞれの活性化に着目して各時点における著作権ガバナンスを定量的かつ視覚的に捉えるための手法を提案することにより,最終的に本手法を用いて現状の著作権ガバナンスの問題点を指摘し,これから取るべき方策について議論する.
- 2012-11-09
著者
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木下 貴史
京都大学|野村総合研究所
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木下 貴史
京都大学大学院情報学研究科|株式会社野村総合研究所
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横澤 誠
京都大学大学院情報学研究科|株式会社野村総合研究所
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武田 勝輝
京都大学大学院情報学研究科
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