先行帯域予約を用いたOBSネットワークにおけるスケジューラバッファの最適化(光ファイバ伝送,<特集>若手研究者のためのフロンティア論文)
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概要
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光バースト交換(OBS)では,スケジューラバッファサイズが大きくなるにつれて,スケジューラあふれ率は小さくなるが,スケジューラバッファサイズにおける最大待ち時間も増大し,送信ノードにおいてバースト生成が生成されてから実際にバースト送信するまでのオフセット時間が長くなるという問題がある.先行帯域予約(FRR : Forward Resource Reservation)方式は,バースト生成と制御パケットによる帯域予約を同時に開始することよって,バースト送信までの時間を短縮することができる.しかしながら,エッジバッファ及びスケジューラバッファが有限であることを考慮した場合のパケット棄却率は明らかにされていない.そこで,本研究では,FRRを用いたOBS方式について,エッジバッファあふれ及びスケジューラバッファあふれを考慮したパケット棄却率を導出し,FRRを用いないOBS方式よりも遅延が増大せず,パケット棄却率を最小にするスケジューラサイズが存在することを示す.
- 2012-07-01
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