OCDMAにおける不均等パルス強度拡散を用いた干渉回避方式(一般,ネットワークアーキテクチャ(オーバレイ,P2P,ユビキタスNW,スケールフリーNW,アクティブNW,NGN・新世代NW),次世代パケットトランスポート(高速Ethernet,IP over WDM,マルチサービスパケット技術,MPLS),グリッド,一般)

概要

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本研究では,光符号分割多元接続(OCDMA)における不均等パルス強度拡散を用いた干渉回避方式を提案する.不均等パルス強度拡散では,光パルスがすべての重み位置に等しいパルス強度で拡散される従来のOCDMAにおける符号化とは異なり,1パルスだけが他のパルスよりも高いパルス強度となるように符号化される.従来拡散の均等パルス強度拡散を用いたチャネル検知では,多元接続干渉(MAI)によってビット衝突を起こす送信タイミングが多く,送信タイミング決定までの時間が長いのに対して,不均等パルス強度拡散を用いたチャネル検知では,高強度パルスによって,ビット衝突が発生しない送信タイミングを容易に見つけることができる.不均等パルス強度拡散を用いた干渉回避方式のビット衝突確率を導出し,数値解析の結果,提案方式のビット衝突確率が従来拡散を用いた干渉回避方式より小さいことを示す.また,同一のビット衝突確率に対して,提案方式はビットレートの高速化と送信ユーザの増加を図れることも示す.
2011-10-06