双方向予約を用いたスロット型光バーストスイッチングにおける片方向予約の検討(ネットワーク等,ブロードバンドアクセス,ホームネットワーク,ネットワークサービス,通信利用アプリケーション,一般)
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概要
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双方向予約を用いたスロット型光バーストスイッチング(S-OBS)においてはデータセグメントの予約成否に関する応答を待つ必要がある.確認応答時間は,送信ノードと受信ノード間の往復伝搬時間に及ぶことから,予約を失敗したときに起こる再送制御によりバースト伝送を完了するまでの全遅延は大きくなるという問題がある.そこで,双方向予約を用いたS-OBSに片方向予約の導入を提案する.片方向予約は確認応答を待たずにデータセグメントを送信する方式である.この片方向予約の導入により,双方向予約では待ち時間であった時間にデータセグメントを送信することができる.データセグメントの送信順及び受信順を考慮し,正しい順番でデータセグメントを受信できることを示す.そして提案方式の全遅延を解析し,片方向予約の導入によって,送信ノードが必要とするAck数を,従来の双方向予約のみを用いた場合よりも早く受信できることを示す.さらにホップ数が多いほど片方向モードによる遅延の低減効果が大きくなることを示す.
- 2008-10-30
著者
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