Fusarium graminearum分離のための選択培地
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概要
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F. graminearumの土壌中からの選択分離のため,駒田培地を改変し,FG用培地とした。その組成は,水1l,りん酸水素二カリウム1g,塩化カリウム500mg,硫酸マグネシウム500mg,Fe-EDTA10mg,D(+)キシロース20g,L-グルタミン酸ナトリウム2g,オックスゴール500mg,ホウ砂(四ほう酸ナトリウム)1g,クロラムフェニコール250mg,トリアジン(50%水和剤)1g,PCNB(75%水和剤)200mg,寒天粉末15gである。pHは水酸化ナトリウムを用い11.0に調整した。この培地を使用すると,F. graminearumは菌糸伸長,気中菌糸の生育ともに良好で,コロニーは鮮紅色を呈する。一方,Penicillium sp., Trichoderma sp., Rhizopus sp.は生育が非常に緩慢かまたは生育出来なかった。さらに,他の.Fusarium属菌との識別も,F. culmorumを除いて容易であった。
- 日本土壌微生物学会の論文
- 1994-10-01
著者
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