香港の産業集積と環境変化による危機の克服能力 (特集:イノベーションにむけて)
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概要
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本研究は、様々な環境変化に対して的確な適応を行い、継続的発展を実現している香港の産業集積について、第二次世界大戦後の政治的、経済的、社会的に厳しい環境変化に対してどのような適応が為されたかを分析するものである。香港の事例からは、その適応能力は民間企業の柔軟な適応能力が主体であったものの、香港政府の果たしてきた役割は決して無視し得るものではなく、むしろ、短期的な危機への対応や長期的な発展基盤の整備には重要な役割を果たしてきた。そして、現在、進行している環境変化は、香港にとって従来以上に厳しいものであり、それへの適応に当たっては、政府の果たすべき役割は益々重要になっている。
- 静岡県立大学の論文
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