日本産りんごにおけるシペルメトリン残留濃度の変動に関する検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
りんご中のシペルメトリン残留濃度の変動について,作物個体別,圃場間,および分析部位の3つの要素について調査した.その結果,作物個体別のVF値は1.76および1.75であり,残留濃度の最小値から最大値の振れ幅は約10倍であった.このことから,信頼性の高い作物残留試験結果を得るためには,一定の試料数の確保が必要であることが示された.圃場間での残留濃度の変動は,最小値から最大値の振れ幅が2.3倍であった.また,分析部位の相異による残留濃度の変動では,非可食部の残留濃度は可食部よりも高い傾向が認められたが,果実全体と可食部で有意な差は認められなかった.
- 2012-05-20
著者
-
飯島 和昭
財団法人残留農薬研究所化学部残留第2研究室
-
薩摩 孝次
財団法人残留農薬研究所化学部
-
藤田 眞弘
財団法人残留農薬研究所化学部
-
佐藤 清
財団法人残留農薬研究所化学部
-
矢島 智成
財団法人残留農薬研究所化学部
-
浜野 浩子
財団法人残留農薬研究所化学部
-
逆井 美智子
財団法人残留農薬研究所化学部
-
飯島 和昭
財団法人残留農薬研究所化学部
-
藤田 眞弘
財団法人残留農薬研究所・化学部
-
飯島 和昭
財団法人残留農薬研究所・化学部
-
佐藤 清
財団法人残留農薬研究所
関連論文
- 加工および調理による小麦試料中残留農薬の濃度変化
- 土壌中における除草剤ペントキサゾンの微生物分解
- 日本の河川底質より分離したアトラジン無機化活性を有する微生物コロニー : その分解酵素とNocardioides sp.を主体とする種構成
- 加工および調理による米試料中残留農薬の濃度変化
- 加工および調理による大豆試料中残留農薬の濃度変化
- 数種類の幼植物に対する14C標識ヘプタクロルの生物利用性
- B404 [^C]ビスフェノールAの環境水中における光分解運命
- A304 水田土壌より単離したシメトリン分解性Nocardioides sp.によるトリアジン系除草剤の分解
- A303 水田土壌より単離したシメトリン分解性Nocardioides sp.の特徴
- 雌雄ラットおよびマウス肝ミクロゾームにおけるメトキシクロルの酸化的脱メチル化反応の比較
- A306 ベンゾビシクロンの水稲における吸収、移行および代謝
- B305 ベンゾビシクロンの好気的湛水土壌中における代謝分解
- B108 河川底質より単離したアトラジン無機化活性を有する微生物共同体の分解酵素と種構成
- B107 河川底質より単離したアトラジン分解性Nocardioides sp.の特徴
- B309 [^C]4-n-ノニルフェノールの水中光分解運命
- A103 河川底質より分離したアトラジン分解性微生物共同体 : その特徴と代謝活性
- C302 河川底質中に生息するアトラジン分解菌の単離とマイクロコズム中での挙動
- A-6 河川環境モデルでのアトラジン生分解に係わる底質中微生物の役割(代謝活性/化学活性解析,A会場,口頭発表)
- ペントキサゾン分解性土壌微生物の単離 : その特徴と代謝産物
- 多孔性ケイソウ土とグラファイトカーボンブラック連結カラムによる残留農薬分析法
- C104 多成分農薬同時分析法の検討 : グラファイトカーボンブラックミニカラムからの溶出挙動調査
- GC法による作物中残留農薬の簡易同時分析法
- 2,4-ジクロロアニリン及び4-クロロアニリンのリンゴカルスによる代謝
- 玄米および小麦試料の残留農薬分析における抽出時の水浸漬効果
- D306 低水溶性農薬の多孔性ケイソウ土カラムからの溶出改善
- 4.GC/MSによる多成分農薬同時測定における感度変動に関する検討(第25回農薬残留分析研究会)
- C115 充填剤を用いない溶媒排出型昇温注入法による多成分農薬の GC 分析の検討
- ポリマー系吸水剤を利用した果実と野菜中の農薬の超臨界流体抽出法
- D109 多成分農薬同時測定法の検討 : GC で直接測定が困難な農薬のキャピラリー電気泳動の適用について
- GC-MS 法による農薬の多成分残留分析法 : 多孔性ケイソウ土およびシリカゲルミニカラムの利用
- D302 市販ELISAキットによるディルドリンの作物残留分析法の検討
- 第30回農薬残留分析研究会(シンポジア)
- 新規除草剤シハロホップ-ブチル (DEH-112) およびその代謝物の水稲中残留分析法
- D102 多成分残留分析法における多孔性ケイソウ土カラムの適用
- ゴルフ場における農薬の表面流出および地下浸透
- 土壌微生物による除草剤ペントキサゾンの分解
- D307 LC/MS/MSによるエマメクチンの作物残留分析
- 汽水域に生息するヤマトシジミにおけるクミルロンの保持と排泄
- 日本産りんごにおけるシペルメトリン残留濃度の変動に関する検討
- 汽水域に生息するヤマトシジミにおけるクミルロンの保持と排泄
- 数種類の幼植物に対する14C標識ヘプタクロルの生物利用性
- C218 縮分操作が結球レタス中の残留農薬の分析値に与える影響(残留,分析法,一般講演要旨)
- C217 縮分操作がハクサイ中の残留農薬の分析値に与える影響(残留,分析法,一般講演要旨)
- C301 残留性有機汚染物質ヘプタクロルの畑土壌中運命(代謝,分析,動態,合成プロセス,グリーンケミストリー,一般講演要旨)
- C318 メトキシクロルの水・土壌環境中での分解に係るBradyrhizobium elkaniiおよびその近縁菌の働き(代謝,分解,動態,一般講演要旨)
- C206 水/底質モデルにおけるメトキシクロルの生物的および非生物的分解(代謝,分析,動態,一般講演要旨)
- C207 河川底質より単離されたBradyrhizobium sp.によるメトキシクロルのO-脱メチルおよび酸化的脱塩素化反応(代謝,分析,動態,一般講演要旨)
- 2C14 幼植物における^C標識ヘプタクロルの吸収,移行の様子(代謝・分解・動態,一般講演要旨)
- C205 メトキシクロルのラット肝代謝における性差に関する研究 : 脱メチル化代謝物のグルクロン酸抱合化について(代謝,分析,動態,一般講演要旨)
- D205 メトキシクロルのラット胆汁中代謝物のキラリティーについて(代謝・分解・動態,一般講演要旨)